ネイチャーです。甲子園大会で見られたイカシた技を紹介してみる記事の続きになります。一見シンプルそうな技能検定対戦の奥底には、それぞれのプレイヤーが練り上げた知恵と工夫とが積もっているというお話です。機体差がなく固有技もない技能検定対戦ですが、出来ることは沢山あります。そしてそのプレイに反映されているのは機体の個性とかでなくまさにプレイヤー本人の個性だったりするのです。
●戦車面での画面端張り付き
・・・技能検定の画面スクロールの仕様を利用した行動で、世紀末的対戦集団・北海道勢の皆さんが甲子園決勝大会で見せていた戦術です。内容はというと、戦車面などでスクロールを寄せつつ一方の画面端に陣取り、その画面端をキープする。そうすると、相手の方は「自分の側の画面外に実はまだフィールドがあり、そこに戦車が山ほど溜まっていてこっちに砲口を向けている」ような状態になります。そのように相手の傍に危険域を形成する技、のようです。・・・が、実はこの技には「その先」があったということ、甲子園の時点で私は気付いていなかった。
後にGAME41さんのHPで上がっていた対戦動画を見ていてやっと気付いたのですが、どうやら「相手が何かしらの左右の動きを見せたタイミングで」「自分が敢えて画面端から離れることで」「画面を相手側にグイッとスクロールさせ」、そのことで「相手の側に、戦車の山ほど溜まったフィールドを出現させて」「相手を恐怖に陥れる」、ここまでがセットになった技だったのですね(恐らくですけど)。いやはや恐ろしい。これに気づいた時には体毛が逆立ちましたよ。ちなみに私は決勝大会の時点では凡そ表層的な部分だけ真似っこして、画面端に陣取るだけして悦に入っており、しかも決勝大会中の戦車面を結局全部落としました。普通に戦った方が勝てると思ったら是非そうすべきだと強く主張します。
●敵弾を相手に送り込む
・・・これも単純なことなのですが、技能検定に出てくる敵の殆どは、「1Pか2Pの近い方の自機に向けて自機狙い弾を放つ」ように攻撃してきます。この習性をどうにかこうにか利用して相手側に弾を送り届ける。これだけの話です。私も初の予選大会である新宿ミカド予選の時点で、戦車戦などにて事ある毎にチマチマと仕込んでいたのですが、有効だったのか何なのかよくわかりませんでした。ですが、対戦の際の面白いポイントを形成することには間違いありません。弾幕Bではこれを思い切り利用した大胆な邪魔が出来ますし(これをイケイケで仕掛けられるとかなり楽しい)、ナイスボムでも似たようなことが出来ます。この行動、「見た目派手な邪魔合戦になっていないようで実は邪魔をしている」という辺りがナイスで、私は大好きです。皆様も隙あらば仕掛けてみると、「なんかこっそり仕組んでる感」がして、愉快な気分になれること請け合いです。
・・・こういったこと、別に誰かが知識として持っているのではなくて、各々のプレイヤーが「あっ こうしてみたらどうだろう」と思ったことをガンガン使用しているだけなのではないかと思うのですがどうなのでしょうね。・・・考えてみればエクスジールでの諸々の稼ぎネタも、「プレイ中に、何故かこれこれという現象がおきて、その再現条件を色々と試しながら調べていって、なんとなく理屈が定まって来て、それを安定させたり他の箇所に応用したりしてみる」・・といった風に生まれてきたのかもしれません。格闘ゲームのコンボとかの諸々の攻略記事もそんな感じで生まれているのでしょうか。なのにそういった仕方でコツコツ彫琢されたネタがそのものとしてボンと提示されると、「そんなこと知らんわい」といった気分になったり「それが正解&それが常識」と決めてかかってしまったりするのだから複雑だなあと思います。
家庭で遊ばれる皆さんも、これからゲーセンで二人対戦をやってみようという方も、「空手の組み手のように何やら知らない作法が定まっているもの」と思わず、取っ組み合いの喧嘩のように遊んで欲しいなあと思います。押し合いへしあいくんずほぐれつしているうちに段々とコツがつかめて来て、コソコソと工夫を凝らしたり出来るようになる感じ、と言ったら近いんじゃあないでしょうか。少なくとも私の場合はそうでした。
もうちょっとだけ続くんじゃよです。







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