トラサビ列伝 シューティング ラブ。2007 -1回目-

ども、池田@200Xです! 今回のトラサビ列伝は業務用「シューティング ラブ。2007」について紹介記事を書いてみました。「シューティング ラブ。2007」は2月19日に発売される「シューティング ラブ。200X」のベースとなっている重要なタイトルゆえ、記事を数回に分けたいと思います。どうか最後までお付き合い下さい。

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【シューティング ラブ。2007】
メディア:業務用基板NAOMI ROM
  発売日:2007年7月27日
    価格:OP 186,900円
総販売元:SEGA/PIC
操作方法:8方向レバー+3ボタン
※2人同時プレイ可能

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【開発経緯その1-2in1シューティング-】
2006年6月、PS2版「トライジール」の販促活動を一通り終えた藤野社長は、業務用新作ゲームタイトル製作に着手する。「トライジール」に引き続いてプラットフォームをSEGA社製「NAOMI基板」としたこと、及び家庭用「トライジール」の販売実績から、業務用販売流通先もSEGA社が担当することとなった。手始めにSEGA社企画承認用書類として「シューティング ラブ。2007-仮称-※後のエクスジール」と「業務用版シューティング技能検定」というコンセプトの異なる2タイトルを2in1(Two-in-one形式=プレイヤーがコインを投入後、2タイトルのゲームから遊びたいタイトルを任意に選択する形式)シューティンゲームとしてリリースする「シューティングラブ。2007-仮称-」の企画書を作製した。

表示 ←驚愕の企画書をここに完全公開!!!!

 

【開発経緯その2-「王道から、ぐるぐるドカン!へ」-】
2006年7月23日、東京秋葉原のロケーションで株式会社MOSS製作「雷電IV」のファーストロケテストが開催された。それを見た藤野社長は、この時点の「雷電IV」の開発進行具合から、「自社新作」と「雷電IV」の稼動時期が被る可能性を考慮、「普通のシューティングゲーム」というコンセプトで開発されるはずだった「シューティング ラブ。2007 -仮称-」であったが、予想していなかった、まじりっけ無しの元祖王道シューティングゲーム「雷電IV」登場を受け、「王道系はそっちに任せた!」とばかりに企画を軌道修正、「溜め撃ち」「地形」といったアイデアを実装し、ステージ構成や敵配置も「溜め撃ち」を前提としたものに変更した(この時期より、藤野社長はに開発中の新作タイトルを「ぐるぐるドカン!」と呼んでいた)。そんな紆余曲折の後、企画書をSEGA社に提出。承認後、業務用シューティングゲームとしては珍しい、2in1シューティングゲーム企画「シューティング ラブ。2007-仮称-」の開発作業がスタートした。

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【開発経緯その3-社長はやっぱり凄かった!-】
2006年8月より、デザイナーにH.Toki氏、並びにサウンドにNAOTO氏を迎え、前作「トライジール」同様、3人体制で「ぐるぐるドカン!」」&「シューティング技能検定-業務用-」の開発がスタート。事前にプレイアブル状態のデモ版を開発(「技能検定」部分に関してはPS2版の下地が既に存在)していたことに加え、2in1という仕様から必然的に藤野社長が最も好む「本流と亜流の並列作業」(詳しくは「シューティングラブ。読本」を読んでね)で開発が進むことより、2006年10月の時点で「ぐるぐるドカン!」」は1号機と4号機でステージ4までのプレイが可能で、「シューティング技能検定」のほうも、約70%の検定種目実装が完了・・・と、ゲームのベースはほとんど完成してしまった。これは「PS2版トライジール」開発に四苦八苦していた1年前が嘘と思えるほど、順調な開発ペースであった。

 

 

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【開発経緯その4-佐藤豪氏、WASi303氏友情参加!-】
2006年11月12日、新宿ゲーセンミカドで開催されたイベント「The 8th INSANITY CUP 雷電祭り ~噎せるほど雷電~」(主催:株式会社INH)にゲスト参加した藤野社長は、同じくゲスト参加していた佐藤豪氏(元セイブ開発)、WASi303氏(サクセス)に「シューティング技能検定」用のオリジナル楽曲製作を依頼し、シューティング業界初のメーカーの枠を越えた楽曲コラボが実現することとなる(なお、余談だが、この日はゲスト参加した現ガルチ社の茶谷社長と齋藤氏がWASi303氏と初めて顔を合せた日でもあり、この出会いが、後のXbox360用ソフト「ライデンファイターズエイシズ」発売に繋がっていく)。年末から年始にかけても藤野社長のクリエイティブは全開で「ぐるぐるドカン!」には全ての機体の実装が終了し「シューティング技能検定」には、「シューティング技能検定-試用版-」開発時からの悲願「2P対戦」も実装、ほぼ製品版に近い仕様となる。タイトルも企画仮案であった「シューティング ラブ。2007」に正式決定(「ぐるぐるドカン!」のタイトル名を「エクスジール」とし、「シューティング技能検定-業務用-」との2タイトル総称を「シューティング ラブ。2007」とした)し、キャッチコピーも「シューティング技能検定-業務用-」をメインにすえた「あなたのゲームの腕前は?」という、一般人やライト層に狙いを定めた、わかり易い文面が採用となる。(厳密には発売直前に「あなたのゲーマー年齢は?」に再度変更される) 

 

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 【開発経緯その5-アミューズメントエキスポお披露目-】
2007年2月16日~17日に千葉幕張メッセで開催されたアミューズメントエキスポ(以下AOUと表記)SEGAブースにて、遂に「シューティングラブ。2007」がプレイアブル出展され、藤野社長も開催2日間、ブースのアテンドに付いた。開催当日、同ブース内には藤野社長直筆の「シューティング ラブ。2007」の大看板が掲げられ、試遊筐体もSEGA社の看板タイトルでもある「ダイナマイト刑事EX~アジアンダイナマイト~」と同数の4筐体が用意された。実のところ、用意された4筐体のうち2筐体は、2009年現在も謎に包まれた、トライアングル・サービス新作アーケードゲーム「バロップ」が出展される予定だったのだが、直前になって様々な大人の事情により「バロップ」の出展は見合わされ、「シューティング ラブ。2007」のみでの出展となった(「2007」と並行して「バロップ」も開発していたなんて・・・モチベーションの高い状態の藤野社長は本当に凄い)。

2007 AOU SEGAブース出店機種リスト
http://am.sega.jp/utop/show/aou_2007/mach.html

2007 AOU ブースレポート
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070216/aou_sg.htm

結論から言うと、業者日(16日)、一般日(17日)ともに「シューティング ラブ。2007」には黒山の人だかりが集まった。1枚で2作品のゲームが選べる「投資効率の高い商材」との業者向けリリースがあったものの、注目が集まったのは、見た目、操作、ルールなどが、とにかくわかり易い「シューティング技能検定-業務用-」のほうで、プレイしている顔ぶれも、シューティングゲームマニアはもとより、オペレーターやディストリビューターといったスーツ姿のプレイヤーが目立ち、一般日には、スーツ姿の方々の他「1年前の家庭用市場での知育検定系ソフトブーム」の影響からか、カップルや家族連れのプレイヤーも加わって、4筐体が開始から閉館まで両日フル稼働状態であった。狙い通りの好反応、好評価を受け、藤野社長は「シューティング ラブ。2007」の方向性への自信と、このときプレイしてくれた皆さんに「感謝」を今でも感じているとのこと。AOU終了後、現時点で実装されていなかった「エクスジール」の最終面や「シューティング技能検定-業務用-」の「決着」「8bit」など、開発も最終段階に突入していく。なお、余談だがAOUで出展されていた「シューティング ラブ。2007」は、初日にいくつかのバグ(動作不良)が確認された。社長は初日終了後、オフィスに戻って不眠不休でバグFIXを行ってROMを焼き直し、2日目の出展になんとか間に合わせたとのことだ。


今回はここまで! 次回トラサビ列伝に続きます、お楽しみに!! 引き続き「シューティング ラブ。200X」を宜しくお願い致します。 (続きはこちら)

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