二つのたま

 

ふたつのたま3.jpg(↑かつて対戦会ポスター用に友人が作ってくれた技能検定キャラ。)

ネイチャーです。技能検定はイカスよ、といった記事、第二弾です。

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2007が稼動し始めた頃、私にとって敵弾というものは、なんというか怖い存在でした。当たったら死ぬのだから怖いでしょう。怖いものには近づきたくない。だから弾が出ると物凄くオタオタしながら避けることになります。技能検定の「弾避け」でも、ボワーと来る敵弾に対して、大回りからのバクチ避けみたいなことばかりしていました。自機がオタオタするから弾はバンバン散って、よく死にます。死に放題死にます。

しかし弾避けとか8bit、エクスジールの5面開幕カブトムシ戦などを経るにつれ、否が応でもチョン避けみたいな行動が身につくことになります。チョン避けというのはSTG世界の謎の公式のようなものらしく(私にとっては知ったこっちゃない話でした)、見た目の状況がいくら凄まじかろうと敵が自機狙い弾を放つ限りはチョン避けしていれば生き残れるみたいなのです。この行動、「弾が危険だから避けよう」とかいった自分の当座の判断力とは無関係のラインを走っている行動です。当の敵弾が超高速弾であろうとなかろうと自機狙いと判っている限りチョン避けで済む訳ですから。現に様々なチョン避けシーンでは弾そのものに注意を払っていません。チョン避けすれば抜けられそうな場所、もしくは抜けられると判っている場所だからやっているのです。そしてそれで、悪魔的な弾幕をきっちり切り抜けられる辺りがまた何やら気分がいいのです。膨大な量の超高速敵弾が自機スレスレをかっとんで行くのを見ているとハイな気分になれます。エスパー戦士ってのはそんな気分なのかもしれません。

ワタワタ避けるのも楽しいのですが、安全確実な攻略法が見出されればそれに依拠した方がいいのでしょう(無論、ギノケンの弾避けにもパターン化できる部分とそうでない部分がきっちり配合されてて、パターン一辺倒には絶対になってないんですけど)。減らせる危険を減らし、安全なパータンを開拓して、攻略していくこと、この楽しさはギノケンを遊び続ける内に段々判るようになってきました。というよりそれまで判っていなかった。

でも一方で、技能検定には永遠にオタオタし続けるゲームもあります。

球避けです。

この球避け、面白いことに、パターン化とか安全攻略法とかいった発想が効きませんし、そもそもそういうものが入用なものでもありません。スクロール方向がどっちに向きそうな予感なのか、自機がどこにいたらヤバイのか、近場にある球と球の隙間が狭いならとっとと抜けておくべきか否か、そういうニオイみたいなものを嗅ぎ取りながらひたすら機敏に動き回る感じです。少し先の未来への大雑把な予測力&画面全体への大雑把な注意力というか、時間空間全体の大局観みたいなものがフル活動します。

こういう感じ、これが私は凄く好きなのです。自分の当座の判断力と明確な接続性を持っているのがいい。行動原理が実際の機転というラインを離れていないのがいい。謎の公式に依拠していないのがいい。誰でも同じ土俵の上に即座に立てるのがいい。

しかもこの感覚は、エクスジールの後半戦などでこれまたバリバリに活躍します。エクス5面の隕石地帯などはまさにそんな感じで、やることは危険地帯に近づかないことと、危険を増やさないこと、そんなことばっかりです。画面内の危険を減らす為に遠くの大隕石や隕石砲台を的確にぶっこわし、逆に隕石を散らすことが危険を招きそうな時はスルーする、そういった危険予測からの対処がえらく楽しいのです。

学習して行動をパターン化することでガチ避けバクチ避け部分を陶冶していき、成績が上がって愉快痛快という部分と、
臨機応変なサバイバー精神を常時丸出しにしてオタオタ遊んで楽しいという部分
どっちもシューティングゲームの醍醐味っぽいものです。そして技能検定の「弾避け」と「球避け」がそれぞれにちゃんと対応している、みたいなんです。
なるほどなあ、と思わされた瞬間でした。シューティング技能検定というタイトルも伊達じゃなくってクルム伊達。ナブラチロワです。

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さて、技能検定は検定というだけあって、検定の最後には幾つかのSTG的能力が成績として表示されます。判断力とか弾避けとか破壊力とか。で、前々から、球避けという種目で測っている「球避け」という項目って一体どういう力なんだろう、「球避け力」って何なんだろうといったことを思っていたのですが、球避けで測っているSTG技能は「危険予測力」と言えるのかもしれませんよ。多分ですけど。大局的回避行動が鍛えられる予感です。

・・・じゃあ「戦車」ってのは何を測っているんでしょうね。「戦車力」っていうパワーが人間のどこかにあるのだろうか。あるのかもしれませんけど。「対戦車戦能力」とかですかね。それって何だろう。

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ところで、ビル避けはまた違う感じです。球避けは比較的得意なのですがビル避けは逆にすぐ死ぬことが多いので、多分球避けの時と何か考え方とか嗅覚みたいなものを変えていかないといけないのかもしれない。ビル避けは球避けと違って「ビルの隣には絶対にビルがない」んですけど、じゃあそれを頭に叩き込んでどうにかなった訳でもない。核心に中々たどり着きません。奥が深い、のかもしれないし、いくら掘っても核心なんてはなから無いのかもしれない。

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