エクスジールのボスたち その2~萌えと硬派の外にいるメカ~

ネイチャです。エクスジールのボスがイカス、という記事、第二弾です。普段あまり取り沙汰されることのないエクスジールのボスですが、存外、徳を持っているのです。

●ボスデザインが嬉しい

エクスボス.jpgエクスジールのボスは、大体が共通して、パーツ構成が恐ろしく判りやすい。小さい破壊可能砲台が気付かぬ仕方で埋もれているといったことがなく、砲台は大きく露出し、また何らかの挙動を持っています。

個人的に、「ボスのわけがわかる」ことはプレイヤーにとってはとても有難いことなんじゃあないかと思っています。ボスが「わけがわからない」と、わけわからず死んだりしてコノヤローと思ってしまいませんでしょうか。

●砲台から出る敵弾

ボスに限らず、エクスジールの大半の敵は、「砲身」や「砲台」から弾を射出して来ます。中型機の多くは攻撃時にバカッと変形して砲門を開きますし、1ボスなどもよく見ると砲台を展開してから弾を出しています。

これはトライジールの時からもそうで、トライアングルサービス社製STGに出てくる敵は基本的に変形しつつ攻撃してくるのです。

これはSF的設定や演出的な意味でのこだわりというよりもむしろ、

  1. 敵の形態や挙動が、攻撃を予告してくれる(攻撃すること自体を予告するだけでなく、攻撃の性質や弾の射出箇所をも教えてくれる)」
  2. 敵の方向や砲台の角度をプレイヤーが意識することで、敵の弾道を予測し回避することが出来る
  3. 砲台の存在を際立たせ、それが破壊可能パーツであることを知らせる

・・・といった、ゲームの攻略そのものと密接に絡んだ仕様なんじゃあないかと私は考えています(当たってるかは知りませんけど、多分そうなんじゃあないでしょうか・・・と思って前の200X試遊機会に社長に尋ねてみたら、「え?だって変形した方がいいじゃん」とアッサリした答えが帰って来ました)。

砲台の向きを観察しつつ先回りして砲台を破壊したり自機を移動させたりするというのは、存外面白い行動です。そして実際エクスジールを遊びながらこれを覚えたら、トライジールも上手くなりました。5面のキューブ地帯や5ボス開幕の双子砲台などは、砲台挙動の観察までをすると、回避や対処が楽になります。例えて言うなら野球でピッチャーの投げる球を目で追うとき、テイクバックから球を追った方が落ち着いて追える、といった感じでしょうか。こういう面白さ、もっと注目されてもいいと思うんですけどどうでしょう。当たり前の話でしょうか。

テイクバック.jpg

↑キャプテンやプレイボールって物凄く面白いですよね。イガラシがホームに突っ込むシーン、思い出すだけで涙が出ますよ。

●エクスのメカたち

・・・振り返るに、トラサビのゲームは敵も味方もメカだけで出来ているにも関わらず、「硬派」と評価されない辺りが面白いですね。思うにエクスのメカは、メカメカしいメカというよりも、いい意味でも悪い意味でもひたすらにゲームゲームしいメカなのです。どこからどう弾が出るとかどういうギミックがあるとか、そういうゲーム的機能に即してメカがデザインされている。そこのところが、リアル兵器路線とも違うし硬派路線ともSF路線とも違う印象を与えるのでしょう。何かヘンな具合にピコピコした感じ、というか。そんな訳で、トラサビシューはキャラもいないしメカもアレ、という具合で外見的な評価が現状カラッキシのようです。

・・・ですが、ゲーム的な意味での機能性から兵器群やボスがデザインされているということ、ナイスだと私は思うのです。だって、そういうゲームゲームしたデザインってゲームでしか出来ないことではありませんか。「萌えか硬派か」といった評価基準でゲームを分類整理する前に、見るべきところがあるんじゃないのと思うのは外野の意見ですかね。

ご家庭でエクスをプレイする際には、時折、メカたちの挙動やボスの構成を味わってみると、しみじみしとした気分になれると思いますよ。

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